エスワティニ王国の障子を開けてみる。

休職して青年海外協力隊へ。 エスワティニ(旧スワジランド)派遣のPCインストラクター隊員によるブログ。

2018年02月

もやもやした気持ち。
なかなかまとまらないけどこの気持ちはやっぱり新鮮なうちに残しておきたいのでここに記す。

先週から今週にかけて不安やらもやもやを感じている。
それは自分が教える授業がスタートするからだと思っていたけど、最初の授業が終わってもなかなかその不安、もやもやはなくならない。


ふと気づくと、人から話しかけられることを極力避けているような気がする。

言葉が伝わらない。
聞き取れない。
会話が続かない。

多分そんなことでなるべく話したくないな〜って思ってるんだと思う。
でも話さないと話さないで、なんでわかってくれないんだーってイライラする。
そりゃ話してないから当たり前なんだけどね。
そんな風に若干心がやられてた。

と思ったら全然相手してくれないなと思っていたICTの相方の先生が突然メッセージをくれたりしだした。
やっぱりなんか察していたみたい。
授業の進め方とか、年間計画とかなかなか教えてくれないし、
全然自分のことを興味持ってくれてないとか思ってたけど、
ホントはそうじゃなかった。ホントは自分から行動しなきゃいけないのに。
いつも通り結局受け身な自分が恥ずかしい。。

あと不思議とそーゆーときにまとまっていくつか電話が。
その電話は特に心配してというよりは半分以上は愚痴とか相談とかなんだけどタイミングが良かった。話ができるってすごいいいなって思った。

たくさん話さなきゃダメなんだ。
言葉が通じなくて閉じこもっても結局語学力は伸びないし。
協力隊の研修でオープンマインドにできるようになってきたと思ったんだけどな。
また閉じてた。


そう。結局問題はあれだ。
大切な日本の文化。
あれを忘れた。

飲み会だ。
飲み会がないんだここは。
そうだ。飲み仲間を探そう。
(または飲まなくてもなるべく話そう。) 

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スワジランドに来て2週間が経ちました。
あっという間すぎてびっくり。
ホントは先週投稿しようと思ってまとめていた、先週のサマリー。

1日目:2月5日(月)
スワジランドに入国。
そして新居へ。
詳細はこちら

2日目:2月6日(火)
今日はビザの取得へ。
まずは教育訓練省へ行き、形上我々のボスとなる教育訓練省のICTのトップの方に資料を書いてもらいます。
それから色んな人と入れ替わり立ち替わり話すんですが、、、よく分かりません汗
アフリカ訛の英語かと思ったら突然現地語であるシスワティに変わっていたり。。。
全然ついて聞けないのですが、
最終的に怪しい道を通って連れて行かれると、、、
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<壊れたPCなどが放置されたスペース。。>

そこには外務省の担当窓口が。
私の理解せぬ間にいつの間にかビザの取得ができたようです。
めでたしめでたし。

3日目:2月7日(水)
JICAのスタッフとは別れ、今日からは学校へ。
前回会えなかったICTの先生と初対面。
おそらく今後彼とともに仕事をすることになるんだと思います。

4日目:2月8日(木)
ICTの先生は数学の先生でもあるようです。
せっかくなので数学の授業についていくことに。
すると丸付けできるか?と。
学校2日目にして数学の先生に転身。
(ちなみにICTの授業は後ろで聞いてるだけ。もはや生徒。)


5日目:2月9日(金)
金曜は半日授業!
午後から一緒の家でシェアハウスをしている同居人と街へ。
彼の知り合いにたくさん会う。
やっぱ小さい国で首都と言っても小さい町なんだな。

6,7日目:2月10,11日(土,日)
スワジランド初RUNへ。
道は舗装されていないし、標高はおそらく1000m以上。
毎日が合宿気分。

<MYランニングコースができました。と言うかここしか無い。>

スワジワクワクポイント!!
すなわちSWPを書いていきたいと思います。
感じた異文化、楽しいところ、変なところ、嫌なところ、、、全部まとめてSWP!
きっとこれらは生活をしていく中で変わるんだと思うけど、今の気持ちを留めておきたいので。

・意外と給食がうまい。
 ただし、とうもろこし粉をおから風にしたやつにサワーミルクなる液体を載せたものを除く。

<インスタ映えの全くしないサワーポリッジ。直訳:酸っぱいおかゆ>

 しかもなぜか1日2回。半日授業の金曜だって2回。

・言うほど優しくない笑。(完全に今の気持ち!)
 もちろん普通に接してくれるし、優しく接してくれることもあるけど、
    途上国でよく言われる「みんなやさしー」とはちょっと違う。
 基本的にシャイな人が多くてあんまり喋りかけたりしてくれないし、挨拶してもぼそっと。
 これから村の人達ともっと仲良くなったら変わってくるのかな。

・日本人だから珍しがったりすることはない。意外と外国人に慣れてるのかな?
 それもとシャイだから知らないふり?? 


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日本を出発して28日目、ついにスワジランドでの活動がスタートです。

今回は陸路でスワジランドに入国。

日本にいると車で海外って違和感ですが、大陸だとそりゃありますよね。
南アフリカで研修を受けた隊員(南アフリカ、スワジランド、レソト)は
皆、JICAのスタッフまたは運転手さんが送ってくれます。
私の場合は南ア人のナショナルスタッフと運転手さんと同期隊員と。
隊員が多い国は各自で行くようです。
前回はごたごたがあった入国ですが、今回はすんなり入国\(^o^)/


その足で家具、ちょっとした日用品、食材購入。
そして新居へ。新居は学校の敷地内にある寮みたいなところです。

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<寮?独身寮というわけでもなく、子どもが住んでたりする。>

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<寮からの眺め。とうもろこし畑と校舎。そう、職場はすぐそこ。>

以前ホームステイで来た時に一度見させてもらったのですが、
前に住んでいた人が突然消えたといういわくつき物件。
荷物が置きっぱなし。。
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<いわゆる蒸発。置きっぱなしにされたもの。>


次来るときまでには片付けると言っていたのですが、
もちろんそのまんまだったので、その片付けと掃除から。
(日本だときれいな家、部屋に入居できるのにね。)

できましたマイルーム。(ベッドとテーブル置いただけ。)

デスクが欲しかったんだけど、小さいデスクってあまり無いらしく。
椅子付きの大きなテーブル。この部屋にはでかい。。 


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南アフリカでの語学訓練を終えて、
本日2月5日、ついにスワジランドへ本赴任、本格的な活動が開始されます。

 協力隊の活動の目的、使命はいくつかありますが、
その一つは
「伝えること」
オフィシャルには相互理解でしょうか。

知らないはことはときに恐ろしいです。
先入観、ステレオタイプは数多くあります。

〇〇教は怖い。〇〇国は危ない。
黒人は〇〇。白人は〇〇。。。

、、だから嫌い。となってしまうこともあるかもしれません。
嫌いでなくても無関心なのは寂しいことです。
(知らないのだから当然なのですが。)

先入観、ステレオタイプにはホントのこともウソのこともあるでしょう。
ちなみに先日ホームステイした際に知ったことですが、
スワジランドであった子に話を聞くと日本と中国と韓国は同じ国で同じ言葉を喋り、
同じ文字を書くと思われていました。
(昨年まで韓国人がその学校にいたにもかかわらず(!))

私なりに全力で双方の架け橋になりたいです。 
スワジの広報マンであり、日本の広報マンである。
すべての真実を伝えられるとは思いませんが、
私自身が実際に感じたこと、見聞きした事実を発信したいと思います。

読んでくれた人が事実を知ってくれるだけでも嬉しいですし、
なんかしなきゃって思ってくれても嬉しいですし、
協力隊に行きたい!って思ってくれても嬉しいですし、
あいつ元気にやってんなって思ってくれるだけでも嬉しいです。

日本では馴染みに薄い国スワジランド。
スワジランドに派遣される青年海外協力隊は今までおらず
私が第一号となります。
ネット環境は今より悪化するのでどこまでかけるかわかりませんが、
ちょっとずつスワジランドという国を伝えられて
何かを感じてもらえたらと思います。

Yuta


ちなみに写真は主にこちらで更新したいと思いますので
よろしくお願いします↓
https://www.instagram.com/sawubona_yuta/



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少し小さいけど素敵なお家。
一歩外を出れば絶景が広がっています。
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果たしてこの家が抱える問題とは。。



こちらにホームステイをすることになった
1人の日本人青年が今回の依頼人。
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<<依頼人>> 協力隊員小林(29)


依頼人が寝泊まりをしている寝室はこちら。

小さな家の外見とは裏腹に豪華なベッドの置かれた寝室。
しかしこの家には浴室がありません。

依頼人の不安を取り除くために立ち上がった今回の匠。
<<水と空間の魔術師>> シヤボンガ(17)


果たして彼はどのように依頼人の不安を取り除くのでしょうか。

ここで匠が大きな桶を取り出しました。
一体匠はこれを何に使うのでしょうか。

するとなにやら匠がポットで沸かしたお湯を貯め始めました。
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まぁなんということでしょう。
匠がその桶を一つ置くとそこはおしゃれな浴室に早変わり。
使い勝手悪かった寢室の空きスペースが見事に浴室へと生まれ変わりました。


また一人が浴室を使っているとトイレに入れなくなるという
ユニットバス方式は採用せず、
家の外の地面に穴を掘ることでバス・トイレ別方式を実現。
匠の計らいで壁とビニールを掛けただけのドアまで付きました。
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こうして匠は日本人青年が安心して4日間を過ごせる居住空間を作り出すことができたのでした。


居住場所とトイレの関係↓


過去の記事↓
スワジランドでホームステイ〜到着編〜


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